怠け者の旅と多肉の古民家暮らし

好奇心の赴くままにいろいろ書きます。

交易とアラビアンナイトな国 オマーンってどんなところ?

コロナが本格化する前に行ったオマーン

家に引きこもりなので、どんな所だったかを書き留めておきたいと思います。

 

大概、オマーン行ってきたよ!と言うと「どこ?」と「なんで?」「何があるん?」と聞かれます。前回のキルギスの時もそうでしたが。。。。

 

まずは、どこ?どんな国?を紹介したいと思います。

 

1. 「どこか?」

サウジアラビア、ドバイ、イエメンと国境を接するアラビア半島の国です。

面積は、ほぼほぼ日本と一緒ですが、人口は3百万人にも満たない砂漠の国です。

石油も出ますが、他の湾岸諸国ほどバブリーではない、素朴な国です。

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オマーンってどこ?

イエメンのお隣で危ないのでは?という印象もあるかもしれないですが、治安は至って安全です。近隣のイスラーム諸国からの移民も多く、パキスタンアフガニスタン、イエメン、シリア、インドなどから来た労働者がいますが、オマーン人がのんびりで働かないので、彼らに支えられていると言う印象です。

国自体がのんびりでお昼休みが長い!12時から夕方まで休んじゃいます。みんな穏やか、街歩きをしていても安全だと感じました。

珍しく中国人の進出がほぼない地域でもあります。ほかの湾岸の方が魅力的でビジネスターゲットにはならなかったのかも?

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お昼休みは市場も閉めます。

2. 「どんな国?」

2020年の1月に亡くなったスルタン・カーブース、ちょうどオマーンに旅立つ1週間前のことでした。

このスルタンが、オマーンの近代化に大きく貢献した王様で、町中に写真があふれ、亡くなった後は国民はみんな喪に服してお店も全て一週間ほど閉めていたと聞きました。

国民からの尊敬を集めたスルタンの功績は知れば知るほど、ファンになってしまいます。

近年では、全方位外交を展開し、イランと他の湾岸諸国、イエメンとサウジの橋渡しを行い中東の平和的紛争解決に尽力されました。

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オマーン国内でも、独自の国の近代化と発展を進めていました。

もともと、アラビア半島は部族社会の強い地域です。

その部族をまとめ上げ、一つの国として医療、教育、交通を発展させました。

そして、他の湾岸諸国と違うのが独自の近代化です。

オマーンには、ドバイのように近代的な高層ビルはありません。

新しい建物でも、イスラーム様式に基づき、街の景観と伝統を守っています。

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田舎ですが、伝統文化も残しつつ、地質学者もびっくりな山の地層や聖書にも出てくるお香である乳香などなど、見所もたくさんです!

 

見どころについては、また、ゆっくり紹介したいと思いますー